産まれたばかりの赤ちゃんってあんなに小さかったっけ!?
たった3ヵ月しか経っていないのに、写真を見ると遠い昔の事のように感じてしまいます。
我が子の日々の成長に感動し、驚かされ・・・
次はどんな事が出来るのか?
何が必要なのか?
どんな練習をしたらいいのか?
なんて、ワタワタしてしまっている新米ママさんは多いのではないでしょうか?
特に私が楽しみにしているのは「離乳食」
と、言っても私達夫婦はちょっと違った形で「離乳食」を行う計画でいるのですが
焦る気持ちから、様々な方法で赤ちゃんの母乳・ミルクから食事に移動する過程を勉強していて
疑問に思うことが多々あるのでまとめてみました。
離乳食を始める時期は?
離乳食を始める目安としていくつかあげられます。
- 首がすわっている
- 赤ちゃん用のイスに一人で座れる
- よだれがたくさん出ている
- おもちゃや親の手を口に運んでいる
- 大人の食事に興味をもっている
出産時の週数・胎児の体重・大きさはそれぞれですし
乳児の成長の速度も個人差がありますので
離乳食を始める時期もそれぞれ異なるのは当たり前です。
現在では、生後5・6ヵ月に離乳食を始めると言われていますが
アフリカなど生後3・4ヵ月から離乳食を始める国もあります。
昔の日本でも生後3・4ヵ月から離乳食を始めていました。
「お食い初め」を生後100日目に行うのもそれが理由でしょう。
こんな疑問
食生活が大きく変化している事を含め、栄養価が高く・安全な環境であることから
現代人は、昔の人に比べると成長が早く背も高い・・・
でも、離乳食は遅くする!?
なんだか矛盾しているような気がしませんか?
しかし、昔よりも離乳食が遅くなっているには理由があったのです。
早く離乳食を始めるとアレルギー体質に?
昔の日本では、生後3・4ヵ月で離乳食を開始していたにも関わらず
現在では平均して5・6ヵ月と言われています。
しかし、他の意見として
「生後6ヵ月までは離乳食を始めない方がいい」
「離乳食を行わない=1歳過ぎまで母乳・ミルクのみ」
と言う意見も耳にします。
その理由としては、
「早く離乳食を始めると消化機能が発達していないので赤ちゃんがアレルギー体質になる!」
と言う事なのです。
しかし、調べていくと面白いと言うか・・・
若干混乱させられてしまいますが
「離乳食を始める時期が遅いとアレルギー体質になりやすい」
と、真逆の意見がしかも医師の意見として述べてあるのです。
昔と現在アレルギーが多いのは?
そもそも「食物アレルギー」と言う言葉は50年前にはありませんでした。
1970年前後に在任していました群馬大学小児科の松村龍男教授が初めて
「食物アレルギー」と言う言葉を唱えたと言われています。
戦中・戦後は、食べ物が豊富にない時代ですから・・・
現在のアレルギーの代表となる卵・牛乳・海鮮類などは高級品です。
1980年頃から、少しずつアレルギーについての研究が進み
現在のように細かく調べられるようになったと言われています。
現在では、数えきれない程の食物アレルギーリストがありますよね・・・。
こんな疑問、特異抗体のRASTスコア
50年前に比べて、食品の数は明らかに増えている現代だとはいえ
こんなに食物アレルギーが多くなってきているのはなぜだろう?
と思いませんか?
1980年頃からアレルギー反応を起こす可能性を数値としてあらわすことができるようになります。
これを特異抗体のRASTスコアと言うのですが・・・
これにより数値化され、幼児の食事制限または
妊婦・授乳中の女性の食事制限が行われるようになるのです。
しかし、現在ではアレルギー対策として過度の食事制限が行われている事
特異抗体RASTスコアの値と重症度が比例しないなどが疑問視されています。
<東京慈恵医科大学名誉教授 前川喜平先生より>
実際に、このように数値化されていなかった時代でも
何か食べた事により嘔吐・湿疹・発熱などの体が拒否反応を起こすことはあったと思います。
しかし現代のように過敏に心配するあまり重度でもないもの自体を遠ざけようと言う傾向にあるのではないでしょうか?
そのような過剰反応こそが、多くのアレルギーを産んでいるように思います。
まとめ
大切な子供の事ですから、適切な情報を手に入れたいと思うのは親として当たり前です。
しかし、離乳食を始める時期は時代や国によって違います。
同じ日本人でも時代が違うと環境が違うから?
国によって遺伝的免疫力・環境が違うから?
そもそも、赤ちゃん自体の成長にも個人差がありますから・・・
腸内の消化機能が整っているかどうかも個人それぞれのような気がします。
もちろん、現在日本の平均離乳食開始は5・6ヵ月頃と言われていますが
あくまでも目安です。
自分の子供の成長を見ながら、上記で述べた子供のしぐさを参考に決めていくしかないでしょう。
早すぎる離乳食がいけないのか、遅すぎる離乳食がいけないのか?
アレルギーは遺伝が多いとも言います。
これも、あまり過敏になりすぎない方がいいのかなぁと言うのが私のまとめです。