おむつなし育児の事について・方法色々と調べてみました。
実に、面白い!!
イルカのトレーナー(アニマルトレーナー)であった私にとってはすごく興味関心の高い分野です。
上記は、私が他のサイトから0から学んだ事をリライトする必要もないでしょう。
詳しく知りたい方は、「おむつなし育児研究所公式サイト」をお勧めします。
ここでは、私のトレーナーとしての知識と経験を元に理解を深めながら
自分なりに考えた順序&方法で、娘との「おむつなし育児」の経過をまとめています。
イルカのジャンプはどうやって教える?
何かの行動をする・教える時には「学習=トレーニング」が必要です。
習慣から無意識で行われている行動もありますが
ほとんどの「行動」はある行動心理学の理論で説明できるのです。
- イルカがショーでジャンプをする
- アシカが鼻にボールをのせて逆立ちをする
- 犬がお座り・お手をする
- 旦那が脱いだ靴下を洗濯かごに入れる
これ、すべて基本は同じ!
イルカや人間だけでなく、マウスだって学習します。
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さて、その方法とは?
言葉が通じない相手にどうやって教える?
ある条件を理解して・実行するだけで
その方法はオペラント条件付けと言います。
オペラント条件付け
オペラント条件付けとは、1898年にアメリカ人のエドワード・ソーンライクが行った
心理学を用いた行動学習が基盤となって証明された行動心理学理論です。
パブロフの犬は聞き覚えがあるかもしれませんが・・・
これも、オペラント条件付けを用いて証明された実験ですね!
生活の中では、聞きなれない言葉かもしれませんが
多くの方は無意識のうちにこのオペラント条件付けを使っています。
例えば、犬を飼っている方ってたくさんいますよね?
「何か芸ができますか?」
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公園であったお散歩仲間によく聞かれそうな質問です。
90%以上が
答えは「YES」です。
- お座りができる
- マテができる
- 家の中でおしっこ・うんちしない(室内犬)
- お散歩の首輪・リードができる
- 道で人に会っても噛みつかない
これらは、学習からくる立派な「芸」です。
例えば、「お座り」
教え方が上手か下手かは個人差があると思いますが・・・
教えるのにさほど難しい「行動」ではありません。
なぜなら、「お座り」の後にくるものとは?
そう、
ごはん=犬にとって嬉しいもの
が結びついているからなんです。
お散歩の首輪・リードをすると・・・?
お散歩=犬にとって嬉しいもの
(たまーに、そうじゃないワンちゃんいますけど)
行動→嬉しいもの(ご褒美)
これが繰り返されることによって
その行動の後には、ご褒美がくる!と理解します。
↓
その「行動」の頻度・意欲が上がる
これが
「オペラント条件付け」なんです。
例)自動販売機
あなたが自動販売機でコーヒーを買おうと思いました。
3台並んでいる中の右端の自動販売機で購入したところ
「当たり」が出て、もう一本もらえました。
翌日、同じ自動販売機でコーヒーを購入したところ
またもや「当たり」が出ました。
さて、その次の日
あなたは3台ある自動販売機のうちどれで購入したいですか?
2度も「当たり」を引いた自動販売機で購入したいと思うのが
動物の心理なのです!
これが逆もあり得ます。
コーヒーを買おうとお金を入れ、ボタンを押しました。
しかしお金は吸い込まれ、コーヒーが出てきません。
※大人なら1回で学ぶかもしれませんが・・・
再度、お金を入れたいと思いますか??
同じ自動販売機で買う気が失せる
↓
「行動」の頻度が下がる、もしくはなくなる
これもまた
「オペラント条件付け」行動心理学の理論です。
つまり、「行動」頻度・意欲が上がるまたは、下がる
このように
行動の直後にあった刺激(プラスもしくはマイナス)によって
頻度・意欲が変化する事のです。
マニアック
上記では、とても簡単に説明させていただきましたが
本来はこの「オペラント条件付け」奥が深いんです。
専門用語も●×★※◇◎と・・・・
色々ありまして、話し出すと止まらないのでやめておきます。
おむつなし育児
この考え方に、大賛成の私です。
よくよく考えてみれば、子犬を育てる時におむつなんてつけませんよね。
おしっこを決まった場所で出来るように小さな時から教えます。
子犬にできて、赤ちゃんにできないはずがない!
はじめの一歩
トレーニングに必要なのは、階段をつかって目標を目指すこと!
一気に多くを求めても、成功しません。
ひとつ、小さな目標を立てました。
「授乳後のおむつ交換の時におしっこに挑戦」
目標の理由
- 道具をそろえなくてよい
- 汚れものが増える可能性は低
- 飲んだら→おしっこの生理現象を利用
方法はいたって簡単!
授乳後におむつを開き、おしりに敷いたものをそのままに
おしっこが出るのを待つ(出ないで当たり前の気持ち)
あくまでもステップは小さくです。。。
1日目の体験談
待ち時間は、赤ちゃんとママの心の余裕しだい
今日、一日のうち3回程待ってみました。
約10分程度
「おしっこ出るかなぁ~。」
「おしっこ出していいよ!」
って、娘に話しながら1本指でおへその下を軽くトントン。。。
遊んでいる、あやしている感じです。
赤ちゃんもママもストレスを感じないのがベスト!
※冬なのでお腹が冷えないように気を付けながら
1回だけ、偶然にもおしっこが出ました。
そう!!偶然をひろっていくんです。
赤ちゃんをほめてあげる!ママが喜んで見せる!
「上手におしっこできたね」
「いっぱいおしっこ出来て気持ちいね!」
覚えていますか?
行動→【ご褒美】 これの繰り返しです。
この場合の【ご褒美】は
- 赤ちゃんが開放感を感じられる(自発的ご褒美)
- ママが喜んで褒めてくれた
まとめ
毎日新しい発見の数々ですが・・・
さらに、目標が増えてなんだか私もワクワクしています。
おむつなし育児に対して、考え方も始めるタイミングも人それぞれでいいと思います。
赤ちゃんとのコミュニケーション、意思の疎通・・・
将来の事を考えてもメリットばかりで、ちょっと汚れものが増えるのなんて
デメリットでもなんでもない気がします。
近いうちに、おまるポットを探しに行こうと思います。
布おむつも自分で作っちゃおうかなぁ・・・なんて考え中です。
ひとつ気になるのが、季節!
今から極寒の冬がやってきます。
暖房で部屋を暖めるにしても、やり方を気を付けなくてはなぁと思います。
約1週間くらいは、この小さなステップのみで様子見てみます。
次回の報告は、また!!