ネーミングの売れる秘密があったのに、今後が心配されます。
2012年7月に、ガチャガチャのフィギアとしては開発・発売されたこの「コップのフチ子さん」
青いOL風の制服を着て、マグカップのふちにセットすると
小さな恋人が仕事中のあなたをそっと見守り続けている感覚になれます。
出典 fuchico.jp
「コップのフチ子さん」イメージは「ショムニ?」
当時小物・フィギア界では、マグネットタイプやクリップタイプが主流でした。
「何か新しい商品はないか?」
と試行錯誤して、アイディアを出したのは
キタンクラブの一社員!マグカップに何かフィギアを・・・
このアイディアをもとに、マンガ家のタナカカツキに
デザインを依頼する事になりました。
「多くの人に愛される為には?」
⇓
利用者の年齢層(マグカップ狙い)
⇓
子供、学生は家でしかマグカップをつかわない✖
⇓
会社員、デスクワーカーの利用が多い◎
⇓
デスクワークと言えば・・・?
⇓
「OLさん」
と、利用対象者の身近な存在をモチーフにしました!
青い制服の「OLさん」・・・
少し前に流行った、連続ドラマ「ショムニ」をイメージさせますよね(笑)
もしかしたら、ここからとったのかもしれません。
出典 topicks.jp
そういわれると・・・
フチ子さんがなんとなく江角マキコに見えてきませんか?
私だけか(笑)
この身近なキャラクタ―が人気となり
オフィスワーカーの女性・男性に愛されるようになり
世間に大きな波が打ち寄せました・・・。
ネーミングに愛された理由があり!「〇〇の▲▽」の法則!
実は、見た目が可愛い!
だけがフチ子さんを人気にした理由でない様です!
この
「〇○の▼△」ネーミング法則をご存知でしょうか?
この法則をつかえば、売れる♪と言う噂があります。
日本を代表する人気アニメの
宮崎駿のスタジオジブリ映画を思い出してみてください・・・。
いくつか頭の中に思い浮かべられました?
「風の谷のナウシカ」
「天空の城ラピュタ」
「となりのトトロ」
「魔女の宅急便」
「紅の豚」
「千と千尋の神隠し」
「もののけ姫」
「ハウルの動く城」
「崖の上のポニョ」
上記であげた作品は、
ほぼ宮崎駿が原作・脚本・監督・絵コンテしたものです。
一緒に働くライバルでありながら、同士でもある高畑勲もいくつか作品を残しています。
「火垂るの墓」
「おもひでぽろぽろ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」
有名なところでは、こんなものでしょうか?
「火垂るの墓」は結構作品は好評でした。
しかし、後の2作はあまり有名にはなりませんでしたよね。
宮崎吾郎・丹羽圭子の作品
「ゲド戦記」
にもこの法則は使われていません。
原作を作った宮崎駿が凄すぎる!!
ッテ言ってしまえば、それまでなのですが・・・(笑)
宮崎駿の作品が大爆発する一つの理由としてこのネーミング法則が
あげられているのは事実です。
試写会まで、作品名は「〇○△△」だったけど・・・
直前で「〇○の△△」にした!
と言う話は、とっても有名です。
そう、この法則は
コップのフチ子さんにも当てはまります!
これが初めから「OL人形」だったらどうだったでしょうか?
名前は、ありきたりでわかりやすい
想像できる=そそられない
こんな結果になっていたのではないでしょうか!?
まぁ、5年も続いた今
たくさんのコラボもして、シークレット作品も様々
みんなに長く愛されていますから、この改名後も
世の中では、「フチ子さん」のあだ名は続くことでしょう。
出典 matome.naver.jp
出典 momogirl.jp
出典 nlab.itmedia.co.jp
改名の理由は、会社とのゴタゴタ!?
産みの親でもある漫画家のタナカカツキは、
これまで5年間様々なシリーズを出してきて世間のみんなを喜ばせてきました。
しかし、あまりにもこの商品がヒットしたことから・・
コラボはいいとしても
偽似商品が増えすぎたと感じていました。
デザインは全く別だけど、目的は
マグカップに引っ掛けるもの!として・・・
多くのおもちゃメーカーがフィギアを作り始めたのです。
もちろん、それが人気のキャラクターなら
フチ子さん同様に愛される事となります。
このガチャガチャ世界で、200円のコストを維持しながら
このまま新商品は作れないと判断したタナカカツキは
「これ以上のシリーズは作らない」
「シリーズ5で最終回を迎えます。今までありがとうございました。」
とコメントを公表しました。
しかし、販売元の奇譚クラブ(キタンクラブ)は
今後もこの商品を発売し続けたいと考えます。
ここで双方の意見が合わずに、亀裂が・・・・。
このまま続けるとしても、協力しないと意志が硬いタナカに対し
では、タナカなしでもこれからも作品を作り続ける!
と双方が譲らなかったことから
この突然の「改名」騒動となったのではないだろうか!?
まとめ
今回、タナカカツキが「シリーズ5で最終回」宣言してから
数ヵ月での「改名」騒動・・・。
商品を巡っての色々、ゴタゴタがあったんでしょうね。
5年前に大ヒットしてから、少しは熱が冷めたとは言え、
「コップのフチ子さん」として素晴らしい名前で
愛されたきたこのフィギアが、改名されるのは少し寂しさも感じますね。
これから、さらに大きな動きがみられるとは
想像できないですが・・・
このまま愛用者は、改名にめげず「OL人形」についていくことでしょう。