ヨーロッパは、リッチでおしゃれな国々・・・医学も経済も先進国だから!と安心は禁物です。
ラテンアメリカを旅した事がある人なら、どれだけ街が危険か!聞いた事があると思います。
スリ・銃保持者・強盗とあらゆるところで事件は起きています。
残念な事にヨーロッパでも同様、気を抜けないのが現状です。
人が集まる観光地はもちろん、ショッピング中、電車や地下鉄での移動中も気を抜けません。
ここスペインは、ヨーロッパの南部に位置しており多くのアフリカ住民が移住してきています。
街でも、多くの黒人の方を見かける事でしょう。
よく見かけるのが街の道端で白い布を広げて物を売っている人々です。
靴・CD・バッグ・サングラス様々なものを路上で販売しています。
彼らは、けして観光客に害を与える事はしません。
しかし、路上販売の許可なしで活動している方々なので
警察が来ると一瞬で白い布についた紐を引っ張りサンタクロースのように
大きな布にくるまれた品物をもって逃げ出します。
私は、この光景を初めてみた時に衝撃を受けました・・・。
彼らは、彼らの事情があってここに移住してきている人々で
自分の国に帰りたくても帰れない人達なのです。
スペイン政府もそれをわかっていますから、定期的に警察が見回りをして
彼らの活動を停止させるものの、実際に逮捕にまで至らないのが現状です。
旅行でスペイン(ヨーロッパ)を訪れた方に一番気を付けていただきたいのは、
スリの被害です。
例えば、空港に降り立ってスーツケースを引きながらホテルに行く途中・・・
街を観光した後、レストランを探している途中・・・
ショッピングに夢中になっている時・・・
長旅や観光で精神的にも体力的にも疲れていますよね?
そんな時こそ、注意が必要です。
なぜなら、スリのプロはちゃんとそういう人を見ているからです。
歩く速度がゆっくり、疲れて注意力が低下しているなど・・・
貴重品の入ったバックを背中に背負うのはNGです。
ファースナーがついてるバッグであっても、彼らはゆっくりをあなたの背後につき
少しずつファースナーを開けます。
そして、あなたが気付かないうちに財布だけを抜き取り去っていくのです。
気配を消している、人ごみに紛れている等であなたはその時点で盗まれた事にすら気付かないでしょう。
改めて、財布が必要になった時に初めてスリにあった事に気付くのです。
<スペイン在住の私の体験談>
私は、スペインマドリードで暮らしていますが・・・
ある時小旅行からマドリードに帰ってきて、電車から降りレストランを探していた時です。
正直、長旅と空腹で疲れていました。
相方がレストランを探しているのを2mくらい後方からノロノロと付いて行っている状態でした。
いつもなら、貴重品を入れる小さなバッグには鍵を付けていますがその時は、
スーツケースをもっていたので、そちらに鍵を使っていました。
背中にある小さなスポーツバック・・・
はじめは、背後に人がいる事すら気付きませんでした。
スーツケースを引きながらレストランを決めるために同じ道を2度目通っていた時です。
背中のスポーツバッグに違和感を感じ、振り返ってみると・・・
若い男性(10代)2人組のうちの一人が私のバッグを開けていたのです。
振り返った瞬間に彼は、しゃがみたばこの吸い殻を拾っている動作を見せました。
私は、振り返ると同時に大声を出しましたが彼らは平然とした顔で
別の方向に歩いていきました。
幸い、バッグは開けられていたものの財布は無事でした。
一瞬の出来事だったので、財布の確認をしている間に彼らには逃げられ何も反撃が出来ませんでしたが、
何もしなくて正解だったと思います。
私が、殴ったり捕まえようとしても逆にケガさせられていたことでしょう。
私の不注意でこのような未遂ですがスリの被害にあってしまったのです。
今でも、あの時の事を思い出すと心臓がどきどきしてしまいます。
皆さんが、スペインでスリの被害にあわないように<注意してもらいたい事>
- 貴重品の入ったバッグを背中に背負わない
- 貴重品バッグはファースナーのあるもの、鍵をかけると◎
- 長旅で疲れている時は、少しの距離でもタクシーで移動する
- 特に夕方から夜の薄暗い時、街に出る時は必要最低限の貴重品だけ持つ事
- ショッピングに夢中になっている時の貴重品の管理
- レストランでトイレに行く時、貴重品を置き去りにしない
- 知らない人に声をかけられている時は、スリかもと疑う事
新しい土地でいい思い出だけをもって帰っていただきたいので、
自分が被害に合わない為にも気のゆるみが無いようにご注意ください!!
スペインの事で何か質問あれば、コメントください。
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