JSS立石ダイワスイミングスクール所属、早稲田大学1年生の渡部香生子選手は、
小さい頃に体が弱く病弱だった為に両親が、体調を整える為・免疫力を付ける為にと
スイミングに通わしたのが始まりだと言う。
早稲田大学に通う、渡辺香生子は現在19歳(1996年11月15日生まれ)
身長:168cm
体重:58kg
出身地:東京都
渡部選手が8月7日に出場した100m平泳ぎは、彼女にとって1本目のレースであり少し緊張していたという。
しかし、その割にはいい泳ぎを見せタイムは1分7秒22で予選16位の結果だった。
同じく、100m平泳ぎに出場した鈴木聡美(25歳)選手は1分6秒99と予選13位の結果を出した。
今回騒動になっているのは、渡部選手が予選のレースを終えた後のこと・・・
大会のスタッフが、渡部に近寄り「失格」の結果を告げたのである。
フライングをしたわけでもない、ターンの時に片足でタッチしたのか?
それとも、飛び込んだ後の潜水距離が問題だったか?
・・・いろいろ予想されてはいるものの、その失格のはっきりした理由はわかっていない。
日本水泳連盟が抗議をしたところ、大会側から「失格取り消し」が告げられ
渡部香生子は、予選16位で通過し準決勝に進むことが出来る。
さて・・・ここで気になるのが
【競泳 平泳ぎでの失格の基準】
公益財団法人 日本水泳連盟が定める泳法の規則について
<全種目に関わるスタ―トのルール>
- 長いホイッスルの合図でスタート台に上がり(背泳ぎを除く)、次の合図でスタート台の前方に少なくとも片足をかけスタートの準備態勢ト速やかに整えて静止する
- スタートの信号音を聞いた後にスタートしなければならない
- スタートの信号音前に動いた選手、スタートした選手はフライングとみなし失格になる
<平泳ぎ泳法>
1 スタートおよび折り返し後の一かき目は完全に脚のところまで 持っていくことができる。その間泳者は水没状態であってもよい。 最初の一かきをしている間に、次の平泳ぎの蹴りにつながるバタフライキックが1回許される。
2 スタートと折り返しの後の最初の一かきの始まりから、体は うつぶせでなければならない。いかなる時でもあおむけになっては ならないが、折り返し動作中は、壁に手がついた後、うつぶせ状態 でなくてもよい。ただし、足が壁から離れたときには、うつぶせ − 13 − 状態でなければならない。競技開始から、競技を通して泳ぎの サイクルは、1回の腕のかきと1回の足の蹴りをこの順序で行う 組合わせでなければならない。両腕の動作は、同時に、左右対称 に行わなければならず、交互に動かしてはならない。
3 両手は一緒に胸より水面、水中または水上から前方へそろえて 伸ばし、水面または水面下をかかねばならない。肘は、折り返し前 の最後の一かき、折り返しの動作中およびゴールにおける最後の 一かきを除き、水中に入っていなければならない。両手は、スタート および折り返しの後の一かきを除き、ヒップラインより後ろに 戻してはならない。
4 泳ぎの各サイクルの間に頭が水面上に出なければならない。 二かき目の両腕が最も幅の広い部分で、かつ両手が内側に向かう 前までに、頭の一部が水面上に出ていなければならない。両脚の 動作は、同時に、左右対称でなければならず、交互に動かしては ならない。
5 両足は推進力を得る際は外側に向かわなければならない。交互 に動かすこと、下方へのバタフライキックは第7条1を除いて 許されない。足が水面から出ることは、下方へのバタフライキック とならない限り許される。
6 折り返しおよびゴールタッチは、両手が同時にかつ離れた状態 で行わなければならない。タッチは水面の上下どちらでもよい。 折り返しおよびゴールタッチ直前は足の蹴りに続かない腕のかき だけになってもよい。最後のサイクルの間に頭が水面上に出れば、 タッチ前の最後の一かきの後は頭が水没してもよい。
上記のような泳法ルールがある。
この大会で、「理由不明の失格が告げられた事」は、信頼問題にもなりえる。
一度「失格」を告げられた渡部は大きく肩を落とし、ショックを受けている様子を見せた。
なにはともあれ、準決勝に進出できる事になって本当に良かった!準決勝でも頑張ってほしいものだ。