国際結婚を夢見ている方、実際に外国人と長い交際を経て結婚を考えている方へのアドバイスです。
国際結婚をすると、その相手の国の滞在許可書を得る事ができ観光客とは違った扱いを受けられることはご存知だと思います。
- 就職が認められる
- 国民健康保険が使用できる
- 個人ナンバーがあるので家・銀行などの契約ができる
- その国への出入りが制限されない
- スペインの場合、ヨーロッパ諸国への渡航・滞在・就職が可能になる
上記のような特権があります。
しかし、この滞在許可書を得る為には長い期間が必要です。
国際結婚をしようと思った時から、作業に取り掛かっても
実際に滞在許可書を手に入れられるのは1年後だと思っていてください。
様々な書類が必要なので、手間も時間もかかりはっきり言ってめんどくさい!です。
こんなことなら、結婚したくない!と正直何度思った事か・・・・
さて、スペイン人とスペインでの方法で入籍する時に必要な書類です。
- 出生証明書
- 独身証明書(婚姻用件具備証明書)
- 住民票(過去2年間分)※発行から3ヵ月以内のものが有効
※日本で入手したものをそのまま外国にもっていっても通用しません。
外国でも通用する正式な書類にする方法は以下↓
上記は、日本の市役所で入手してください。
独身証明書は、本籍がある市役所で入手するか、郵送・ダウンロードでの申請も可能です。
日本以外の国に、住民登録がある方はその国の住民票を入手してください。
ちなみに、スペインにすでに住んでいる方は「3、住民票」は
registro civilで入手できます。
そのほかに必要なものは、身分証明書となるパスポート、申請書の書類です。
申請書は、registro civilで受け取れる為、その場で記入できます。
日本で入手した書類を海外に持ち出す前に!
日本政府(市役所等)が公式に発行したものだと証明する為には、
外務省からアポスティーユ証明を発行してもらう必要があります。
公印確認、アポスティーユは、どちらも日本の官公署、自治体等が発行する公文書に対する外務省の証明のことです。外国での各種手続き(婚姻・離婚・出生、査証取得、会社設立、不動産購入など)のために日本の公文書を提出する必要が生じ、その提出先機関から、外務省の証明を取得するよう求められた場合、また日本にある提出先国の大使館・(総)領事館の領事による認証(=領事認証)取得に際して要求された場合に必要になります。よって、外国の提出機関あるいは駐日大使館・(総)領事館が求めている場合のみ申請をして頂くことになります。
アポスティーユ証明をもらう為に必要な書類は外務省の公式ホームページ(アポスティーユ証明について)からダウンロードできます。
インターネットでアポスティーユを検索すると、手続きの方法がいくつか見つかりますが
情報は、公式ホームページから得る事をお勧めします。
こちらの手続きを代行する会社もありますが、基本的にアポスティーユ証明には費用は掛かりません。
書類を郵送する方法、東京・大阪どちらかに直接書類を提出する方法がありますが
書類の郵送料が少しかかるくらいで、外務省の手続き事態は無料でできます。
手続きも手順通りに行えば難しくありませんので、専門業者に代行してもらう必要はありません。
この外務省へ書類を提出して、アポスティーユ証明が返信されるまで1~2週間程度です。
この時点で書類は、日本語で書かれている書類なので翻訳する必要があります。
<書類の翻訳方法は2つ>
- 自分で翻訳+日本大使館での翻訳証明
- 公式翻訳者への依頼
これらの書類は、文字数も少なく名前・日付・住所等しかありませんので
自分にスペイン語の翻訳の自信があれば、自分で翻訳した後
在スペイン日本大使館で、翻訳証明の手続きを行ってください。
書類1枚につき35ユーロ程度でできます。
詳細は、在スペイン日本大使館公式ホームページ(各証明書について)からどうぞ
公式翻訳者への依頼は、まずはメールで依頼してみてください。
私は、マドリード在住の公式翻訳者に頼みました。
1書類につき基本料金30ユーロ(文字数によって追加料金)でしたが、文字は少ないので30ユーロ×2枚の書類=60ユーロでした。
私の場合は、3.住民票が日本からではなかったので、2枚でしたが上記3点日本書類であれば、翻訳も3枚とも行ってください。
これら、3点の書類が日本外務省からのアポスティーユ証明付きで公式翻訳がされたら初めて提出できる書類とみなされます。
スペイン人のお相手の方は、registro civilで
出生証明書、独身証明書、住民票が簡単に手に入ります。
ふたりの身分証明書も必要になりますので忘れずにご準備ください。
では、次は